ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
展示構成と見どころ主な展示品
本展はエジプト政府公認の展覧会。過去に日本で開催された「ツタンカーメン展」と並ぶ史上最大級の展覧会であり、
3000年以上前の古代エジプトのアーティファクツ・芸術品を、最高の状態に管理・保存しているエジプト考古最高評議会特別支援のもと180点展示します。
また、これまでにアメリカ・ヒューストン、サンフランシスコ、フランス・パリ、オーストラリア・シドニー、ドイツ・ケルンで開催、世界各地で人気を博し計200万人以上の来場者を数えています。
東京が世界6都市目となり、アジアでは初の開催となります。史上最大級の古代エジプトの至宝が来日し、日本のみなさまに直接ご覧いただける一生に一度の貴重な体験を、ぜひお楽しみください。
古代エジプト史上最⻑在位期間を誇る「最も偉⼤な王」ラムセス⼤王
ラムセス⼤王は、古代エジプト史上最も⻑い67年間もの間エジプトを統治し、エジプトでは「最も偉⼤な王」と称されています。92歳まで⽣きたとされるラムセス⼤王は、エジプト⽂明が最盛期を迎えた新王国時代における古代エジプトの権⼒と富の象徴です。ラムセス⼤王は、近隣諸国との和平に貢献した最強の戦⼠として知られ、⾃⾝の巨⼤なモニュメントを含む広範囲にわたる偉⼤な建築物の制作を多数主導し、その⽣涯に100⼈以上の⼦供をもうけたとされています。
古代の遺物が最新技術で蘇る
VR やプロジェクションマッピングを使い、まるで古代エジプトの世界に⼊り込んだようなイマーシブ体験をお届け
本展は、古代エジプト新王国時代(紀元前1539年~1075年)に由来する180点の貴重な遺物や華麗な⻩⾦の⼯芸品の実物が、最新のデジタル体験や⾳響・照明と共に新しいスタイルで展⽰される体験型展覧会です。展⽰物には、貴重なラムセス⼤王の⽊棺、⾼価な宝⽯、荘厳な王のマスク、動物のミイラ、精巧なお守りなど、エジプト国外に出たことのない唯⼀無⼆の遺物が含まれています。さらに、ラムセス⼤王の⽣涯をVRやプロジェクション・マッピング等の最新技術で再現。ラムセス⼤王が建設に関わった最も有名な建造物である「アブ・シンベル神殿」とラムセス⼤王の妻、ネフェルタリの墓を巡るVR体験もご⽤意しています。このVR体験は、ラムセス⼤王の妻ネフェルタリが、愛する夫の元へ向かう来世への旅に来場者をお連れするというストーリーで、ネフェルタリはこの旅の中で、ラムセス⼤王が「将軍」「建築家」「古代エジプトの宗教の守護者」としてエジプトをどのように変⾰したかを語ります。最新のモーションチェアで神殿や砂嵐の中を⾶び回り、最後にラムセス⼤王と対⾯するという特別な体験をお届けします(⼊場料とは別料⾦)。本物の美しさと迫⼒を⽬の前にお届けする、まさに「⼀⽣に⼀度の機会」を提供します。
主な展示品
©NEON Global
グローバル・キュレーターにエジプトの権威 ザヒ・ハワス博⼠、ジャパン・キュレーターに⽇本を代表するエジプト考古学の第⼀⼈者・吉村作治教授が就任
【グローバル・キュレーター:ザヒ・ハワス博⼠ コメント】
「ラムセス⼤王は、歴史上エジプトを統治したファラオの中でも最も偉⼤な王と考えられています。エジプトの歴史を語るに⽋かせない建造物や遺物の多くは、ラムセス⼤王によって作られたものです。この展覧会では、最も偉⼤なファラオが歴史に名を残すことになった重要な瞬間を明らかにするとともに、最⾼に美しい状態に保存されたエジプトの遺物・芸術品をご覧頂けます」
ザヒ・ハワス(Zahi HAWASS)
アレクサンドリア⼤学ギリシャ・ローマ考古学・学⼠号を取得。1969年から1974年まで、エジプト各地の遺跡の考古監察官として勤務。1980年に⼤ピラミッドの主任検査官に就任。バハリヤ・オアシスの総責任者としてエジプトに帰国。1998年にギザ遺跡担当事務次官に就任。世界で最も著名な考古学者のひとりで、「失われた⻩⾦都市」を発⾒。クフ王の⼤ピラミッドの秘密を解明するプロジェクトでも活躍中。⽇本でも活動の幅を広げ、書籍の出版やテレビ番組に多数出演。
【ジャパン・キュレーター:吉村作治教授 コメント】
「今回の『ラムセス⼤王展』は古代エジプト史上、最⼤のヒーローだったラムセス⼤王の業績とその魅⼒を余すところなく私たちに伝えてくれています。古代エジプトの叡智を物語る素晴らしい作品、180点が来⽇するたいへん⾒ごたえのある展覧会です。ザヒ博⼠のセレクトしたこの展覧会の作品は、私たち⽇本のエジプトファンの期待を充分に満⾜させてくれると確信しています」
吉村 作治(よしむら さくじ)
東⽇本国際⼤学総⻑・教授、早稲⽥⼤学名誉教授、⼯学博⼠(早⼤)
1966年、アジア初のエジプト調査隊を発⾜。現地に赴いて以来、60年以上にわたり発掘調査を継続、数々の発⾒により国際的評価を得る。1974年アメンヘテプ3世の彩⾊階段発⾒を⽪切りに、1982年ミイラ200体発⾒、1987年第2の太陽の船、1996年ダハシュール北遺跡の未盗掘ミイラ発⾒など、⼤きな成果を挙げている。現在は、第2の太陽の船発掘復原、⼤ピラミッド探査、ダハシュール北遺跡調査などの7つのプロジェクトを⼿掛けている。2023年12⽉からはクフ王墓の発⾒を⽬指してギザ・⻄部墓地の本格的な発掘調査がスタートした。⼤学で教鞭をとる傍ら、「古代エジプト展」の企画・開催、書籍の出版やテレビ番組に多数出演。また、エジプト考古学者を⽬指す⼦供たち向けの「U-18エジプト作治塾」を開塾。2023年8⽉には⽇本とエジプトの学術交流に寄与した功績で外務⼤⾂表彰を受け、さらに秋の叙勲では、⻑年にわたるエジプト考古学の業績により「瑞宝中綬章」を授与される。
開催概要
会 期 | 2025年3月8日(土)-9月7日(日)(予定) |
開館時間 | 平日:10:00~18:00 土・日・祝日・特定日:9:00 ~19:00 |
公式HP | ramsesexhibition.jp |
会 場 | ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo |
住 所 | 〒135-0061 東京都江東区豊洲6-4-25 |
お問い合わせ先 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
料金(消費税込)
VR: 2500円(別途チケット)
大人(18歳以上) | 平日:4100円 土・日・祝日・特定日:4300 円 |
中・高生(12歳以上) | 平日:3100円 土・日・祝日・特定日:3300 円 |
子供(6歳以上) | 平日:2400円 土・日・祝日・特定日:2600 円 |