秋の特別展「古代オリエントから石見銀山へ -銀が動かす世界-」
展示構成と見どころ主な展示品
人類の歴史は、金属との出会いによって大きく動き出しました。金や銀はその美しさと輝きで人々を魅了し、やがて富と権力の象徴となりました。一方、銅や鉄は道具や武器として文明の発展を支えてきました。なかでも「銀」は、価値をはかる素材からコインへと発展し、さまざまな形で遠く離れた地域を結ぶ存在となりました。そして、大航海時代には、人々の経済活動になくてはならない存在となっていました。そんな時代に大量の銀を生産したのが石見銀山(島根県大田市)です。
2027年、石見銀山は発見500年・世界遺産登録20周年という大きな節目を迎えます。本展はその記念事業として、東京・出雲(島根)・大田(島根)の3ヶ所で開催される記念展の1つに位置づけられます。古代オリエントの装身具や銀製容器、多彩なコイン、そして石見銀山ゆかりの資料を通して、「銀」が人々と世界を結んできた歩みをたどります。
【展示の内容・構成】
第1章 人間と金属の出会い
人類が金属(金・銀・銅・鉄)と出会い、利用し始めた過程とそれぞれの役割について紹介します。

金製装身具(個人蔵)当時の高度な金工技術と支配の権威を示している。
第2章 銀の造形
銀の美しさと輝きを装身具、容器、神像などにあらわしてきた利用の歩みと、それを支えた技術の発展を紹介します。

ネフェルテム神護符(MIHO MUSEUM蔵)古代エジプトの神、ネフェルテムの像。
第3章 貨幣としての銀
価値を示す素材としての役割から、コインの誕生を経て、交易を支え、経済や文化を動かしてきた銀の役割について紹介します。

クレオパトラ7世銀貨(古代オリエント博物館蔵)古代エジプト最後の女王クレオパトラ7世と、夫であり政治的同盟者でもあったローマの将軍アントニウスを表裏に刻んだ銀貨。
第4章 銀の時代 ~大航海時代~
地球規模での交易が開始された大航海時代における銀の役割と、文化の変化について紹介します。

地球儀(南蛮文化館蔵)漆塗りで仕上げられた地球儀。

ティセラ図(石見銀山なかむら文庫蔵)16世紀末にヨーロッパで作られた地図。石見銀山が遠くヨーロッパにも知られていたことを示す。
第5章 石見銀山
銀の時代に大きな役割を果たした石見銀山について、銀生産の実態、鉱山社会などの視点から紹介します。

古丁銀 文禄石州銀・御取納丁銀・御公用丁銀(島根県立古代出雲歴史博物館蔵)3点とも石見銀山の銀によって製作されたと考えられ、毛利元就や豊臣秀吉と関係が深い品。

銀山稼方絵巻(石見銀山なかむら文庫蔵)石見銀山絵巻の1つ。採掘作業の様子などが色彩豊かに描かれている。
石見銀山世界遺産登録にまつわる萩古丁銀や世界遺産登録認定証を展示。また石見銀山の情報発信・体験コーナーなどもあります。
9月19日(土)は先着100名様に、「石見銀山ボールペン」をプレゼント

開催概要
| 開催名 | 秋の特別展「古代オリエントから石見銀山へ -銀が動かす世界-」HP |
| 会 期 | 2026年9月19日(土)-12月6日(日) |
| 開館時間 | 10:00-17:00 ※10月18日(日)、11月20日(金)は20時まで開館 ※入場は閉館の30分前まで |
| 休館日 | 会期中無休 |
| 会 場 | 古代オリエント博物館 |
| 住 所 | 東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ 文化会館ビル7階 |
| 問合わせ | 03-3989-3491 |
音声ガイド

特別展の音声ガイドは、古代オリエント博物館公式音声ガイド『はじまりの物語』、『朗読 ギルガメシュ叙事詩』、『朗読 エヌマ・エリシュ』など、当館の音声コンテンツでおなじみの声優・関智一さんが担当します。
料金(消費税込)
| 一般 | 1,500円 |
| 大学・高校生 | 1,000円 |
| 中・小学生 | 400円 |
※障害者手帳をお持ちの方は半額割引(付き添いの方は1名入館無料)
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