手塚治虫 ブラック・ジャック展
展示構成と見どころ主な展示品
顔に傷のある黒ずくめの天才外科医ブラック・ジャックと、彼が生んだ “18歳で0歳” の女の子ピノコ。
強力なキャラクターたちが繰り広げる物語は世界を舞台に、人間や生きものの命とそれを救う医療、人としての生きざまや、そもそも「医者は何のためにあるのだ」という根本的な問いにまで至る、数多くのテーマから紡ぎ出されています。
本展は、『ブラック・ジャック』の500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本の200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。世界的に評価されている名作マンガ『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できます。
『ブラック・ジャック』
1973年11月19日-1983年10月14日 『週刊少年チャンピオン』(秋田書店) 連載
人間の病苦や生死についてのドラマが、ほぼ毎週一話完結で描かれた作品です。たった一話でこれほども、という広がりを見せるお話もあれば、ほんの数時間のドラマを扱うものもあり、そのバリエーションの広さに圧倒されます。この作品のファンは誰しも「お気に入りのエピソード」「印象深いエピソード」があることでしょう。
作品に登場する治療法や病気に関しては創作も多い、と後に手塚治虫自身が書いていますが、臓器や手術法の描写はもちろん、患者に対する接し方や、生命に対する哲学的なまなざしなどは、いまなお現役医師にもリスペクトされています。
手塚治虫は医学博士であり、医者の免許を持っていました。それで、自分がもし医者になるならこんな医者になってみたいという理想の姿を描いたのが、この『ブラック・ジャック』です。
『ブラック・ジャック』は、初め、漫画家生活30周年記念・手塚治虫ワンマン劇場と銘打った、手塚マンガのキャラクターが総出演する短期読み切り連載の予定でした。しかし人気が出たため、結局、5年間、230話にわたって読み切り形式で連載は続き、連載終了後も読み切りとして13話が描かれました。
手塚治虫(てづか・おさむ)
本名・手塚治。1928年、大阪府豊中市生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。
主な展示品
開催概要
会 期 | 2025年1月16日(木)-2月25日(火) |
開館時間 | 10:00-20:00 ※入場は閉館の30分前まで |
休館日 | 会期中無休 |
公式HP | そごう美術館 |
会 場 | そごう美術館 |
住 所 | 〒108-0071 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階 |
問合わせ | 045-465-5515 |
料金(消費税込)
※公式オンラインチケット[e-tix]にてお求めの方は、事前および会期中いずれも( )内の料金。
会期中、チケット売場にて[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアム アプリ]をご提示の方は( )内の料金。
障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは入館無料。
一般 | 1,600円(1,400円) |
大学・高校生 | 1,400円(1,200円) |
中学生以下 | 無料 |